動物大好き!いきもの発見ノート
なぜ長く眠るの?
木の枝にぎゅっとつかまり、目を閉じてすやすや。コアラを見ると「いつも寝ているなあ」と思いますよね。でも、それにはちゃんとした理由があるんです。
眠るのは、なまけているから?
コアラは一日のうち、およそ18〜22時間を眠ったり休んだりして過ごすことがあります。人間だったら、ほとんど一日中お布団の中! うらやましく思えてしまいますが、実はエネルギーを大切に使うための暮らし方なんです。
コアラの主な食べ物はユーカリの葉。葉は繊維が多く、消化にも時間がかかり、得られるエネルギーも限られています。動き回ってエネルギーを使いすぎないよう、長く休むことが役に立っていると考えられています。
食べ物を選ぶのも大仕事
ユーカリといっても、種類はたくさんあります。コアラは何でもかんでも食べるのではなく、食べられる種類や葉の状態を選んでいます。あの小さな口で葉をもぐもぐ食べる姿はかわいいですが、毎日の食事は生きていくための大切な選択なのです。
ユーカリの葉には、ほかの動物にとって食べにくい成分が含まれることもあります。コアラは特別な消化の仕組みで、そうした食事に適応してきました。長く眠る生活も、食べ物と深くつながっているんですね。
木の上の暮らしをのぞいてみよう
コアラの指や爪は、木につかまるのに向いたつくりをしています。高い枝で休み、必要に応じて枝を移動します。眠っている時間が長いからといって、いつも同じことをしているわけではありません。
もう一つ、コアラはカンガルーと同じ「有袋類」の仲間だと知っていましたか? 生まれたばかりの小さな赤ちゃんは、お母さんのおなかにある袋で育ちます。やがて袋から出て、お母さんの背中にしがみつくようになります。眠る姿だけでなく、親子の過ごし方にも注目してみたくなりますね。
動物園でコアラが寝ていても、がっかりしないでください。「今はエネルギーを節約しているのかな?」と考えると、眠る姿にも発見があります。動物にとっての「普通」は、人間とはずいぶん違うものなのかもしれません。
💡 今回のいきもの豆知識
コアラのごはんはユーカリだけ?
主にユーカリの葉を食べますが、すべてのユーカリを同じように食べるわけではありません。種類や葉の状態を選ぶ、意外とこだわり派なんです。
参考資料:San Diego Zoo:Koala


