動物大好き!いきもの発見ノート
静かに飛ぶ羽の秘密
夜の森を、ふわりと飛ぶフクロウ。もし目を閉じていたら、近くを通っても気づかないかもしれません。多くのフクロウには、飛ぶ音を小さくする特別な羽の仕組みがあるんです。
羽のふちが、くしのよう!
鳥が飛ぶときには、羽が空気を切る音がします。ところが、夜に小動物を狩るフクロウの仲間には、羽の前側がくしの歯のようになっていたり、後ろ側に柔らかいふさふさの部分があったりする種類がいます。
こうしたつくりが空気の流れを整え、羽ばたきによって生まれる音を抑えると考えられています。特別な機械を持っているわけではなく、自分の羽そのものが「静かに飛ぶ道具」になっているんですね。
音が小さいと、どんないいことがある?
獲物のネズミなどに気づかれにくいだけでなく、フクロウ自身が小さな物音を聞き取りやすくなるという利点もあります。静かな夜の森では、落ち葉を踏むかすかな音が大事な手がかりになることもあるんです。
もちろん、すべてのフクロウが同じように静かに飛ぶわけではありません。魚などを狙う種類と、夜に小型の哺乳類を探す種類とでは、羽の特徴にも違いが見られます。暮らし方によって、体の工夫も変わるんですね。
目だけじゃなく、耳も名人
フクロウといえば大きな目が印象的ですが、耳も優秀です。顔の周りにある丸い羽の形は、音を集めるのにも役立ちます。暗いところでも、見る力と聞く力を組み合わせて獲物を探すのです。
フクロウが首をぐるりと回す姿も有名ですね。人間にはまねできないほど大きく向きを変えられますが、もちろん一回転できるわけではありません。目を動かせる範囲が限られるため、首を動かして周囲を確認するのが得意なんです。首の動きにも、獲物を探すための工夫があるんですね。
もし動物園でフクロウを見るなら、ぜひ羽の縁や顔の形を眺めてみてください。静かにたたずむ姿の中に、夜の森で生きるための知恵がぎゅっと詰まっています。
💡 今回のいきもの豆知識
頭の上の「耳」みたいな羽の正体は?
ミミズクなどにある角のような羽は「羽角(うかく)」と呼ばれ、耳そのものではありません。本当の耳の穴は、頭の羽の下に隠れています。


